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連日暑い日が続いていますね。

昨日7月27日(木)は、熱中症警戒アラートが東京都や大阪府など計35都道府県に発表されました。岐阜県や岡山県、十勝地方(北海道)などでは今年初めての発表で、今年最多となりました。今日も福井を含め沢山の県で熱中症警戒アラートが発表されています。

 

「熱中症警戒アラート」は、熱中症の危険性が極めて高くなると予測された際に、危険な暑さへの注意を呼びかけ、 熱中症予防行動をとるように促すための情報です。

熱中症アラートは、「暑さ指数」を用いて 暑さ指数の値が33以上と予測された場合、気象庁の府県予報区等を単位として発表します。 また、発表内容には、暑さ指数の予測値や予想最高気温の値だけでなく、具体的に取るべき熱中症予防行動も含まれていることが特徴です。

 

暑さ指数の詳しい説明は以下の通りです。

暑さ指数(WBGT(湿球黒球温度):Wet Bulb Globe Temperature)は、熱中症を予防することを目的として1954年にアメリカで提案された指標です。 単位は気温と同じ摂氏度(℃)で示されますが、その値は気温とは異なります。 暑さ指数(WBGT)は人体と外気との熱のやりとり(熱収支)に着目した指標で、人体の熱収支に与える影響の大きい ①湿度、 ②日射・輻射(ふくしゃ)など周辺の熱環境、 ③気温の3つを取り入れた指標です。

熱中症患者発生率

上図のグラフからも暑さ指数(WBGT)が28(厳重警戒)を超えると熱中症患者が著しく増加する様子が分かります。
※上図のグラフは、平成17年の主要都市の救急搬送データを基に日最高WBGTと熱中症患者発生率の関係を示したものです。

 

日常生活に関する指針

暑さ指数
(WBGT)
注意すべき
生活活動の目安
注意事項
危険
(31以上)
すべての生活活動で
おこる危険性
高齢者においては安静状態でも発生する危険性が大きい。
外出はなるべく避け、涼しい室内に移動する。
厳重警戒
(28~31)
外出時は炎天下を避け、室内では室温の上昇に注意する。
警戒
(25~28)
中等度以上の生活
活動でおこる危険性
運動や激しい作業をする際は定期的に充分に休息を取り入れる。
注意
(25未満)
強い生活活動で
おこる危険性
一般に危険性は少ないが激しい運動や重労働時には発生する危険性がある。

日本生気象学会「日常生活における熱中症予防指針Ver.4」(2022)より改編

運動に関する指針

気温
(参考)
暑さ指数
(WBGT)
熱中症予防運動指針
35℃以上 31以上 運動は原則中止 特別の場合以外は運動を中止する。
特に子どもの場合には中止すべき。
31~35℃ 28~31 厳重警戒
(激しい運動は中止)
熱中症の危険性が高いので、激しい運動や持久走など体温が上昇しやすい運動は避ける。
10~20分おきに休憩をとり水分・塩分の補給を行う。
暑さに弱い人※は運動を軽減または中止。
28~31℃ 25~28 警戒
(積極的に休憩)
熱中症の危険が増すので、積極的に休憩をとり適宜、水分・塩分を補給する。
激しい運動では、30分おきくらいに休憩をとる。
24~28℃ 21~25 注意
(積極的に水分補給)
熱中症による死亡事故が発生する可能性がある。
熱中症の兆候に注意するとともに、運動の合間に積極的に水分・塩分を補給する。
24℃未満 21未満 ほぼ安全
(適宜水分補給)
通常は熱中症の危険は小さいが、適宜水分・塩分の補給は必要である。
市民マラソンなどではこの条件でも熱中症が発生するので注意。

※暑さに弱い人:体力の低い人、肥満の人や暑さに慣れていない人など

(公財)日本スポーツ協会「スポーツ活動中の熱中症予防ガイドブック」(2019)より

参照:環境省「熱中症予防情報サイト」

 

このように細かく指針が決まっているので、一度確認して行動する際に参考にするといいと思います。

今後も厳しい暑さが続くと予想されます。熱中症警戒アラートが出たときには、日常生活において十分に注意し、外出は控え、室内をエアコン等で涼しい環境にして過ごしましょう。

 

余談ですが…寝る時、【A3程度の大きさの段ボールを背中に当たるようにシーツの下に敷くと、背中の蒸れを防ぎ快適に寝られる】という情報をネットで見つけました。確かに、段ボールは通気性がよいのでそういう効果もあるかも…一度やってみようと思っています(*^_^*)

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